■SUZUKI トレモロクロマチックハーモニカ SCT-128


SUZUKI トレモロクロマチックハーモニカ SCT-128
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開発部 スライド式クロマチックハーモニカを演奏している人なら誰でも一度はこう考えると思います。「このハーモニカでトレモロの音が出たらなぁ・・・・」と。特にシャンソンやミュゼット、日本の童謡などにはトレモロが欠かせません。しかし、今まで色々なチャレンジはされてきたようですが、製品にすることは難しかったようです。 ◆ トレモロのための試行錯誤 というのは、このハーモニカには一つ難しい点があったからです。トレモロを安定してきれいな音で出すには、2枚のリードを別々の仕切られた空間で発音させなければなりません。また、スライド式クロマチックを2つ重ねた形でトレモロにすると、無骨に大きくなり演奏性が悪くなってしまいます。そこで今回重要視したのは、単音スライド式クロマチックと変わらない操作性〈コンパクトさ、吹き易さ〉で美しいトレモロ音色を実現することです。大きさやスライドの問題から上下に重ねることはせず、前後にトレモロリードをつなげました。しかし、そのままではリードが緩衝してトレモロが安定しません。そこでリードを真っ直ぐ縦にではなく、斜めに配置しながら基音リードとトレモロリードの笛室を仕切るようにしました。 ◆ 流線形の意味は… ですが、すでに決められた吹口の間隔の中にこれを収めるのは大変なことでした。そこから先に進めるかどうかは、型を製作する技術担当にゆだねるしかありませんでした。技術担当もやってみないとわからないということで、このハーモニカ製作に携わっていた関係者すべて、ここでだめだったらあきらめなければならないというような状況でした。しかし、このハーモニカの新しさと価値のために全員が一丸となり、「何とかして造ってみせる」という言葉をもらい、そしてその言葉の通り見事成功いたしました。最近では3次元CADなども使われるようになり、カバーも今までにない流線形の曲面デザインが製作可能になりました。といっても、最初は木を削って持ちやすさや音の響きを確認しながら地道に原型モデルを造るのですが、実際にその形に合わせて金型を造るのは大変難しく、これまでは極単純な形でしか造れなかったのです。また、このハーモニカはピアノの様な形をしていますが、これはトレモロを安定させるために、基音リードとトレモロリードを可能な限り近づける必要があったからです。このハーモニカに無駄なデザインは何一つなく、すべてこの音を創り出すために、必然的にできたデザインなのです。意味のある形だからこそ、より美しいのではないかと私は思います。 ◆ ハーモニカを愛好される皆様へ トレモロクロマチックハーモニカ SCT-128は、やや高価と思われるかもしれませんが、生産もとても難しく、実際はそれ以上に手間がかかっています。まず皆様にこのハーモニカをぜひ使ってもらいたいという気持ちを優先した価格となっています。お客様の前でこのトレモロクロマチックハーモニカを使って演奏すれば、目立つこと間違いありません!ハーモニカはどこでも演奏することができる楽器です。ライブハウスや路上、または公園やカラオケBOXなど…。大切なのは演奏を生で聴いて楽しむことだと思います。また、ハーモニカは「なつかしの〜」といわれることが多いのですが、今をときめくクールな楽器でもあります。どうかハーモニカ演奏者の方々は、どんどん人前で演奏を楽しんで下さい。

あす楽対応(エリア):京都府

SUZUKI トレモロクロマチックハーモニカ SCT-128

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