【みんなのポイント資産】43億6964万7564円相当 (本日の増減 +204円) [02:20現在]
■十五代柿右衛門色絵松竹梅外縁木瓜式鉢 盆栽鉢 鉢 植木鉢 盆器 有田焼 作家鉢 bonsaipot kakiemon 絵鉢 絵付 かきえもん 5号 16cm 小品盆栽 ミニ盆栽に最適 送料無料
サイズ:左右16.5cm奥行13.5cm高5.5cm 2年の歳月をかけて試行が重ねられ、盆栽鉢の「用の美」と柿右衛門色絵の融合が実現。盆栽界の歴史に輝く、業界垂涎の盆器が誕生! 商品解説 この作品は現在の盆栽界で最も実用性の高い「奥行のある木瓜式」型。柿右衛門窯の作品は、ロクロのみの丸物以外、窯のある南川原地区で江戸時代から行われてきた「型打成形」によってボディが作られます。注目すべきは、ここまで盆栽を植えることを意識して作られた柿右衛門作品ははじめてであるという点。過去にも数は少ないが樹鉢は存在するが、丸鉢や他の焼き物からの流用の型がほとんどで、このような盆栽鉢として機能美に優れた柿右衛門作品は画期的と言えるでしょう。 絵柄は伝統的な柿右衛門様式の松竹梅のようでありながら、各題材を小さく描いて色彩を多く見せ、余白とのバランスを活かした柔和な雰囲気を高めた図案です。あくまでも樹を引き立てるという目的で「使いやすさ」を追求した作品です。第十五代酒井田柿右衛門がこの時代の中で生み出した現代の柿右衛門盆器。日本の焼き物の最高峰として世界中に知られる名ブランドが、盆栽鉢への深い理解と洞察を持って生み出した傑作です。共箱付き。落款は鉢裏に柿右衛門、箱蓋の裏書きに十五代柿右衛門。 日本磁器のふるさと・有田=伊万里の歴史と柿右衛門 豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、佐賀藩祖・鍋島直茂が連れ帰った朝鮮陶工・李参平が1616年頃、有田泉山に良質の磁土を発見。青磁・白磁・染付などを焼き始めました。藩が御用窯を設けるなど窯業産業が発達し、当時世界を席巻していた中国染付磁器に倣った製品が生み出された。こうした中国明朝作品の模倣から確立されたのが「古伊万里様式」です。 軽妙な味わいの中国・万歴赤絵などへの憧れが強まる中、1643年頃、ついに酒井田喜三右衛門(初代柿右衛門)によって赤絵付けが成功します。柿右衛門作品は全体に明るい発色で、赤は朱色がかった色に、緑の明るい青みがかった緑となり、ダミも薄塗りに変わりました。素地表面の色調も濁手(乳白色)という青みのないものとなり、そこに日本的に和様化された図案が施され、柔和で温かな白素地を活かした品格の高い赤絵作品が生まれたのです。これが「柿右衛門様式」です。 また佐賀藩御用窯では、蒔絵や染織品などの「大名好み」を意識した青磁、染付、色絵など純日本風の独創的様式が生まれます。それが「色鍋島」です。こうして有田焼の三大様式「古伊万里」「柿右衛門」「色鍋島」が確立されました。 1640〜1680年代、世界市場を占めていた中国磁器が内乱により輸出を中断。日本の磁器に注目が集まり、有田の黄金時代がもたらされたのです。その後、中国磁器の復活や欧州磁器の発展により世界市場での有田焼の需要は減ることとなった。 輸出量の激減は柿右衛門窯も例外ではなく、明治に入り佐賀藩という後ろ盾も失う中、十一代柿右衛門が指揮をとって再興を目指します。遺志を継いだ十二代は酒井田に残る古文書を解読。長年の努力と研究によって1953年、250年振りに濁手の復刻に成功したのです。十三代は独自の意匠の創作に挑戦し、新境地を開拓。十四代は専攻して学んだ日本画の力量を活かして繊細な絵柄を描き、色絵磁器の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。そして2014年十五代酒井田柿右衛門が襲名されました。柿右衛門の美意識は400年近く途絶えることなく、脈々と受け継がれています。 十五代柿右衛門プロフィール 1968年 佐賀県有田町に生まれる 1991年 多摩美術大学絵画学科(日本画専攻)中退 1994年 父・十四代柿右衛門に師事 2010年 第45回西部伝統工芸展にて初入選・第57回日本伝統工芸展にて初入選 2012年 有田陶芸協会員となる 2013年 第48回西部伝統工芸展に「錦唐梅文鉢」を出品、KAB熊本朝日放送賞を受賞 2013年 重要無形文化財保持団体「柿右衛門製陶技術保存会」会長に就任・日本工芸界正会員となる 2014年 十五代酒井田柿右衛門を襲名 現 在 日本工芸会西部支部常任理事・有田陶芸協会副会長・佐賀大学芸術地域デザイン学部客員教授 ※当店では実店舗での販売も行っているため、在庫の反映がリアルタイムではなく売り切れている場合があります。その場合は、申し訳ございませんがキャンセルさせていただくことをご了承下さい。