■夏目金之助ロンドンに狂せり新装版 [ 末延芳晴 ]


夏目金之助ロンドンに狂せり新装版 [ 末延芳晴 ]
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末延芳晴 青土社ナツメ キンノスケ ロンドン ニ キョウセリ スエノブ,ヨシハル 発行年月:2016年06月23日 ページ数:529p サイズ:単行本 ISBN:9784791769391 末延芳晴(スエノブヨシハル) 文芸評論家。1942年生。東京大学文学部中国文学科卒業、同大学院修士課程に進学し、杜甫の詩を研究するも、アカデミックな研究が自身の資質に合わないことを悟って中退。結婚を機に1973年5月渡欧。アムステルダム/ストックホルム/ロンドン/ケンブリッジを経て同年7月、渡米。以来98年までニューヨーク在住、米国の現代音楽・美術・舞踏などについて批評を行う。1998年日本帰国後、長年の念願であった文芸評論の分野に筆を広げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 金之助、ロンドンに留学す/不安と戸惑いの横浜出航/船酔いに苦しむ金之助/光と影ーイギリス植民地支配とアジアの現実/ノット夫人の一等船室で/砂漠の国の海を抜けて地中海へ/汽車の旅で難儀する金之助/初めての単独旅行ーパリからロンドンへ/ロンドンの街頭に迷う金之助/『倫敦塔』ー漱石自身による漱石殺し/最初から挫折した留学の夢/女の「過去の臭ひ」ーミルデ家の謎/東京海上保険ロンドン支店長が見たミルデ家/謎の少女アグニスの眼/黄色くきたない日本人/おしゃべりペンとの奇妙な友情/下宿に引きこもる金之助/『文学論』ー強いられたプロジェクト/金之助、ロンドンに狂せりー自我の拠りどころを求めて/帰国ー内なる流難と引きこもりに向けて 「文部省派遣留学生」夏目金之助。過酷で多難な長旅を経て、ロンドンでの自己喪失、幻視体験、狂気と紙一重の引きこもりを通し、自らを食い破って「小説家夏目漱石」へと変貌しゆく過程を克明に解き明かす、渾身の長篇評論。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)

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