志村三代子 藤原書店エイガジン キクチ カン シムラ,ミヨコ 発行年月：2013年08月 ページ数：372p サイズ：単行本 ISBN：9784894349322 志村三代子（シムラミヨコ） 1969年大阪市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士（文学）。現在、玉川大学・二松学舎大学・日本大学・明治学院大学・早稲田大学非常勤講師、早稲田大学演劇博物館招聘研究員、国際日本文化研究センター共同研究員。論文「映画人・菊池寛」により第7回河上肇賞本賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序章　「文壇人」を超えて／第1章　女性観客と恋愛映画／第2章　恋愛映画のポリティクスー『第二の接吻』（一九二六年）／第3章　映画雑誌『映画時代』の創刊と「映画時代プロダクション」の設立／第4章　輻輳されるメディアー『東京行進曲』（一九二九年）／第5章　映画女優とスキャンダルー『美しき鷹』（一九三七年）／第6章　戦時期の菊池寛／第7章　想像された“昭和の軍神”ー『西住戦車長伝』（一九四〇年）／第8章　「決戦下」の映画ー『剣聖武蔵伝』（一九四四年）／第9章　映画のなかの天皇ー『かくて神風は吹く』（一九四四年）／第10章　連続する映画ー敗戦前後の大映作品を中心に／終章　映画人・菊池寛 1920年代から48年の死に至るまで、文学作品の単なる映画化ではなく映画を軸に新聞・出版・広告を巻き込んだメディア・ミックスを仕掛け、文壇人のみならず「映画人」としてメディアに君臨した菊池寛とは何者だったのか。「映画」を通して、時代と最も鋭敏に切り結んだ菊池寛の実像を初めて描く。第7回「河上肇賞」本賞受賞作。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本）