大久保房男 紅書房ブンシ トワ オオクボ,フサオ 発行年月：1999年06月 ページ数：219p サイズ：単行本 ISBN：9784893811318 文学の制作は孤独なれどー村を造り部屋を構えて文士は集る／文士の女房が死屍累々ー小説は血を流して書くもの／文士赤貧物語ー文士になれば一生貧乏は保証される／佐藤春夫門弟三千人ー清濁併せ飲む良いボス／小説への執念ー文学のためならなりふり構わず／戦後派の文士の中の文士ー埴谷雄高の生き方／吉行淳之介と第三の新人の時代／死を予告した手紙ー原民喜と遠藤周作のこと／宗教談戯ー追悼・遠藤周作／「水」と催促ー追悼・佐多稲子〔ほか〕 文士がいなくなって日本の文学は衰えたと言われるその文士たちが、金も名誉も命さえもかえりみず、野垂れ死に覚悟で文学に励むすさまじい姿を、文士的編集者がその眼でとらえた興味尽きぬ好著。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本）