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■漁業と国境 [ 濱田武士 ]
濱田武士 佐々木貴文 みすず書房ギョギョウトコッキョウ ハマダタケシ ササキタカフミ 発行年月:2020年01月14日 予約締切日:2019年11月09日 ページ数:384p サイズ:単行本 ISBN:9784622088707 濱田武士(ハマダタケシ) 1969年大阪府吹田市生まれ。1999年北海道大学大学院水産学研究科博士課程修了。東京海洋大学海洋科学部准教授を経て、北海学園大学経済学部教授。水産庁「漁獲証明制度に関する検討会」座長。専門は漁業経済学・地域経済論・協同組合論。著作に『伝統的和船の経済ー地域経済を支えた「技」と「商」の歴史的考察』(2010年、農林統計出版、漁業経済学会奨励賞)、『漁業と震災』(みすず書房、2013年、漁業経済学会賞・日本協同組合学会学術賞)、『福島に農林漁業をとり戻す』(共著、みすず書房、2015年、日本協同組合学会学術賞)、『魚と日本人ー食と職の経済学』(岩波新書、2016年、水産ジャーナリストの会大賞・辻静雄食文化賞)など 佐々木貴文(ササキタカフミ) 1979年三重県津市生まれ。2006年北海道大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。鹿児島大学大学院水産学研究科准教授を経て、北海道大学大学院水産科学研究院准教授。農林水産省水産政策審議会委員。専門は近代産業史・漁業経済学・職業教育学。著作に『近代日本の水産教育ー「国境」に立つ漁業者の養成』(北海道大学出版会、2018年、漁業経済学会賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 外洋漁業の近現代史/第2章 北方水域ー各国混戦の北太平洋漁場とロシアが重点化する北方領土/第3章 日本海ー竹島=独島と日本・韓国・北朝鮮の攻防/第4章 東シナ海ー失われた日本漁業の独擅場と尖閣諸島問題/第5章 南洋ーアメリカの海は「中国の海」になるのか/終章 領土問題が固定化するなかで 国境水域には各国の覆権争いが表出する。日本漁業は弱体化し、近海は外国漁船に取り囲まれている。領土問題が固定化するなか、漁民に残されたアプローチとは。本書は国際漁業関係史をふまえ、日本周辺水域の「海の縄張り」争いの政治・経済的な原理を明らかにする。領土問題が固定化して動かない現実のなかで、現場からの知見に立ち、漁業の未来への抜け道を示す。 本 ビジネス・経済・就職 産業 林業・水産業