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■ダリオ・フォー喜劇集 [ ダリオ・フォー ]
ダリオ・フォー フランカ・ラーメ 松籟社ダリオフォーキゲキシュウ フォー ダリオ ラーメ フランカ 発行年月:2023年07月18日 予約締切日:2023年07月17日 ページ数:454p サイズ:単行本 ISBN:9784879844415 フォー,ダリオ(Fo,Dario) 1926ー2016。現代イタリアを代表する劇作家・俳優。戯曲執筆だけでなく、演出、舞台美術、衣装、振付け、音楽など演劇に関わるほとんど全ての仕事をこなした。妻のフランカ・ラーメと劇団を結成、『天使たちはピンボールをしない』Gli arcangeli non giocano a flipperなどのヒット作を生み出す。1969年、ヨーロッパ中世の道化芸を現代に蘇らせたモノローグ劇『ミステーロ・ブッフォ』Mistero Buffoで多くの若者の支持を得、カウンターカルチャーの旗手と目される。以後も『アナーキストの事故死』Morte accidentale di un anarchicoや『払えない!払わない!』Non si paga!Non si paga!『法王と魔女』It Papa e la Stregaなどを発表、イタリア演劇界において「反体制」「異端」の姿勢を貫いた。1997年、ノーベル文学賞を受賞 ラーメ,フランカ(Rame,Franca) 1929ー2013。イタリアの俳優・劇作家。仮面即興劇コンメディア・デッラルテの伝統に連なる大衆演劇の俳優の家に生まれる。ダリオ・フォーと結婚して劇団を結成、実生活と演劇活動の両方において生涯にわたるフォーのパートナーとなった。二人は劇作においても常に協力し、フォーの喜劇作品の大半はラーメとの共同作業から生れた。また、フォーの戯曲は全てラーメによる監修を経て出版社から刊行された。代表作として、『家とベッドと教会と』Tutta casa,letto e chiesa『開かれたカップル』Coppia aperta,quasi spalancata『よくある一日』Una giornata qualunqueなどがある。フェミニズムや弱者救済のための社会活動に積極的に関与し、2006年から2008年まで上院議員を務めた 高田和文(タカダカズフミ) 東京外国語大学大学院外国語研究科修了。静岡文化芸術大学名誉教授。元ローマ日本文化会館館長。専攻はイタリア演劇、イタリア語、比較演劇。特に、ノーベル賞劇作家ダリオ・フォーの研究、翻訳。狂言とコンメディア・デッラルテの比較研究。1999年、優れた翻訳劇に増られる湯浅芳子賞を受賞 デサンティス,ジョヴァンニ(Desantis,Giovanni) イタリア文化会館・大阪館長。これまで上智大学講師をはじめ、在ニューヨーク伊領事館と在モスクワ伊大使館の文化担当官を務める。イタリア外務省の本省においては、海外大学との国際事業に従事。専門は中世史、ビザンチン文化論、初期キリスト教研究、ルネサンス思想史など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 天使たちはピンボールをしない/アナーキストの事故死/払えない!払わない!/クラクションを吹き鳴らせ/法王と魔女/泥棒もたまには役に立つ/開かれたカップル 現代イタリアを代表する劇作家・俳優ダリオ・フォー。政財界からローマ教皇庁にいたる体制の腐敗や横暴を戯画化するとともに、性差別や麻薬など様々な問題を抱える現代社会を痛烈に諷刺・批判してきた。その数多い作品群から精選した長編喜劇五編、一幕劇二編を収録し、日本ではあまり知られていなかった「反逆する道化」フォーの劇世界へ誘う。 本 人文・思想・社会 文学 戯曲・シナリオ