「乙巳の変」の謎を解く 中公新書　2699 遠山 美都男 中央公論新社シンパン タイカノカイシン トオヤマミツオ 発行年月：2022年05月23日 予約締切日：2022年04月10日 ページ数：360p サイズ：新書 ISBN：9784121026996 遠山美都男（トオヤマミツオ） 1957年（昭和32年）、東京都に生まれる。学習院大学文学部史学科卒業。同大学大学院に進み、博士号（史学）を取得。専攻、日本古代史。学習院大学非常勤講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序章　皇極四年六月十二日／第1章　王位継承の諸段階／第2章　王権と藤原氏の歴史／第3章　検証「乙巳の変」の人間関係／第4章　検証「乙巳の変」の展開過程／終章　「乙巳の変」の後にくるもの 皇極四年（六四五）、中大兄皇子と中臣鎌足は蘇我蝦夷・入鹿父子を武力で排除した。この乙巳の変が国政改革「大化改新」の序幕だったという筋書きはあまりにも有名である。だが、これに関して残された史料は中大兄・鎌足中心に事件を描く極めて偏ったものだった。クーデターの真の目的は何か。その首謀者は誰だったのか。本書は、王位継承をめぐる路線対立に着目して旧版を大幅改稿し、熾烈な権力闘争の内実に迫るものである。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史 新書 人文・思想・社会