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■看護師失格? 認知機能が低下した患者をめぐる看護師の面談録 [ 小林 雄一 ]
認知機能が低下した患者をめぐる看護師の面談録 小林 雄一 立神 粧子 メディカ出版カンゴシシッカク コバヤシ ユウイチ タテガミ ショウコ 発行年月:2021年08月24日 予約締切日:2021年07月09日 ページ数:192p サイズ:単行本 ISBN:9784840475815 小林雄一(コバヤシユウイチ) 看護師。1979年広島県生まれ。脳卒中リハビリテーション看護認定看護師。認定看護師・看護管理者としての実践・指導・教育と並行して、執筆・講義活動をしている。JA尾道総合病院科長。脳神経外科病棟を経て現在、救命救急病棟科長。日本脳神経看護研究学会評議員、同認定看護師活動推進委員会委員。施設内外で看護師の育成に取り組むと同時に、看護師の対人関係能力向上に貢献するため、独自の面談活動・セミナーを行っている 立神粧子(タテガミショウコ) フェリス女学院大学および大学院教授。日本ピアノ教育連盟理事。米国Pi Kappa Lambda会員。消化器外科医立神高郎の三女として横浜に育つ。東京藝術大学音楽学部卒業後、シカゴ大学にて修士号、南カリフォルニア大学にて音楽芸術博士号を取得。2004年ニューヨーク大学リハビリテーション医学Rusk研究所にて脳損傷通院プログラムに参加。Ruskにおける認知機能の神経心理ピラミッドを中心とした全人的療法を紹介(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 「何回いったらわかるの!わからずや!」/「ウソつかないでよ!」/「周りに注意してください!」/「この人、頭おかしいんじゃないですか?」/「すこしはやる気出しませんか?」/「反応がないなんて耐えられない」/「私が悪いんだ。我慢しよう」/「指示に従えないのなら抑制しますよ!」/「私があなたを守ってあげる」/「意識がないからわからないよ」「言葉で伝えてよ」/「すごいね。頑張ってるね。えらいね」 救命救急病棟で勤務する看護師の世良さんはある日、外傷性くも膜下出血と前腕骨折で入院したアルツハイマー型認知症の患者さんを担当した。手術前日の患者さんはソワソワして、何度説明しても、いくら巻き直してもシーネ固定を外す。それでも世良さんは根気強く対応していた。七度目のシーネ固定も嫌がる患者さん。シーネを外す患者さんをとめようした手は強く振り払われ、「バカにしやがって」という言葉とともに外されたシーネは世良さんの顔に直撃。感情を抑えられなくなった世良さんは「もう知るか!」とシーネを床に投げつけて病室を飛び出してしまう。スタッフステーションに戻っても「何回言ったらわかるの!あのわからずや!大っ嫌い」と思いをぶちまけ、周りは騒然…。「口をはさむようですが、いいですか?」そう声をかけたのは、病棟研修会の講師として来ていた脳神経外科病棟の看護科長だった。「みなさん、患者さんは認知症ですよ。どうか落ち着いて、冷静さを失わないで」その後、予定時刻を過ぎて開催された病棟研修会。「せっかくの機会ですから、さきほどの患者さんの事例をみなさんで検討してみませんか」そういうと科長は、“神経心理ピラミッド”を用いて今回の事例を検討しはじめた。看護師失格?認知機能が低下した患者をめぐる看護師の面談録。 本 医学・薬学・看護学・歯科学 基礎看護学 その他