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■エリザベス朝史劇と国家表象 演劇はイングランドをどう描いたか/佐野隆弥【1000円以上送料無料】
著者佐野隆弥(著)出版社九州大学出版会発売日2015年02月ISBN9784798501482ページ数341,24Pキーワードえりざべすちようしげきとこつかひようしようえんげき エリザベスチヨウシゲキトコツカヒヨウシヨウエンゲキ さの たかや サノ タカヤ9784798501482内容紹介ヘンリー8世からエリザベス1世そしてジェイムズ1世が統治した初期近代は、イングランドが近代的国家体制の構築に向かう時期に当たる。イングランド国教会の設立に代表される政治的・宗教的言説流通の中で、国家意識の急激な高まりは多くの年代記とイングランド史劇を中心とする歴史劇を生み出した。本書は、16世紀初頭から1642年の劇場閉鎖までの時期に創作された50編ばかりの全歴史劇を対象に、個別のイングランド史劇に描き込まれた国家表象(イングランド表象)の有りようを時系列に沿って網羅的に記述した、演劇史研究である。エリザベス朝史劇が初期近代イングランドに固有のテクストであり、その固有性・独自性の一端が各作品に描き込まれた国家表象の検証から解明可能であるとの問題意識のもと、史劇成立の要因における宗教改革をめぐる問題系の重要性を指摘する。本書は、エリザベス朝史劇に関する本邦初の包括的・体系的研究書である。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。