■アメリカ高等教育のガバナンス改革 カリフォルニア大学の自律と統制をめぐる葛藤/中世古貴彦【3000円以上送料無料】


アメリカ高等教育のガバナンス改革 カリフォルニア大学の自律と統制をめぐる葛藤/中世古貴彦【3000円以上送料無料】
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著者中世古貴彦(著)出版社九州大学出版会発売日2024年02月ISBN9784798503646ページ数226Pキーワードあめりかこうとうきよういくのがばなんすかいかくかり アメリカコウトウキヨウイクノガバナンスカイカクカリ なかせこ たかひこ ナカセコ タカヒコ9784798503646内容紹介大学に社会から負託された使命をよりよく追求させるものは、大学の自律性か、それとも政府からの統制か。これは古くて新しい問いである。20世紀に公立高等教育機関のアクセス(量的拡大)とエクセレンス(学術的卓越性)を両立させた米国カリフォルニア州の高等教育マスタープランは、高等教育の機能別分化政策の成功例としてあまりに有名で、「カリフォルニア・アイデア」と称賛されてきた。特に、公立研究大学であるカリフォルニア大学(UC)の学術的卓越性は、同大学が有する州憲法に基づく高度な自治と共に、広く認知されてきた。しかし、近年は深刻化する財政難のため、高等教育のアクセスもエクセレンスも危機に瀕しているとされる。また、同州では高等教育機関と州政府との間で政策調整に当たる「緩衝装置」であったカリフォルニア中等後教育コミッションが廃止されるなど、かつて称賛された分権的な性格にも変化が生じてきた。こうした状況で、UCがアクセスとエクセレンスの両立という公的な使命を追求するためにより重要なものは、州民を代表する理事会に統治される公立大学としての自律性と、州民の代表であるはずの州政府からの公的な統制のどちらなのか。本書は、UCの議事録、カリフォルニア州の議会資料や政策文書などの分析を行うことで、公的使命の追求を巡るUCと州議会・知事と対立を軸に「カリフォルニア・アイデア」を再検討し、この古くて新しい問いに答えようとする事例研究である。日本の高等教育の改革動向を考えるうえで、政策担当者、実務者、研究者必読の書。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次序章 高等教育の公的使命をめぐる葛藤/第1章 緩やかな調整に対する評価の変化/第2章 「教育マスタープラン」構想と高等教育の独自性/第3章 UC、議会、知事の思惑とCPECの廃止/第4章 「緩衝装置」廃止の影響/第5章 UCの教学経営をめぐる自律と統制/第6章 UCの自律性の限界/第7章 授業料と入学者受け入れをめぐる矛盾/第8章 カリフォルニア州高等教育における調整の変容/終章 総括と今後の課題

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