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■からしなの種(カラシナ) 「黄花のちから」 1kg
※ご注文いただいてから発送まで1週間ほどかかる場合があります。 ■特徴 1.初期成育が早く、短期間でよく茂ります。 2.花は、黄色で耐倒伏性も強いです。 3.開花期の背丈は1m以上になります。 4.生物くん蒸作物として利用した場合、トマト青枯病、ホウレンソウ萎凋病の抑制効果が認められる ■栽培ポイント ◆播種期 「中間地・暖地」 3月、10月下旬〜11月 「冷涼地」 4月〜6月、7月下旬〜8月中旬 ◆開花期 秋まきの場合翌年春 春まきの場合播種後50〜60日 ◆播種量 2〜3kg/10a(0.2g/1平方メートル) 条まきかバラまきし、軽く覆土をして鎮圧する ◆すき込み 「寒地」 6月〜10月 「暖地」 11月〜4月 ※開花前(開花後は早めに)すき込む。 ◆施肥基準 10aあたりチッソ10kg、リンサン4〜5kg、カリ4〜5kg、石灰を施してPH6〜7に矯正する。 前作の残存肥料を消費して、塩類濃度を低下させる必要がある場合は、原則として肥料は施さない。 ●春または秋に美しい黄色の花をつけるので、景観用にも最適です。> ■上記の効果を利用した有効な使用、防除法 1.播種期は、上記の期間に行います。 播種量は、土壌消毒の場合、多くすき込む必要があるので、5kg/10a(0.5g/1平方メートル)位、蒔きます。 2.刈り込む時期は、開花前に行います。 (開花すると辛味成分が減ってしまうため) 3.土壌にすき込むからしなの茎葉量は、5kg/1平方メートル以上で、施肥もまとめて行います。 この際、水をたっぷりと与え、保水性を高めるため、ビニールを上からかぶせます。 4.3〜4週間そのままの状態にしてから、作物の種を蒔きます。 ハウス栽培での「ホウレンソウのイチョウ病」、また「ネコブセンチュウ」効果があるといわれています。 また、開花する前に刈りこむことが土壌消毒をさらに促進させるといわれていますので、ぜひ挑戦してみてください!!イチョウ病やネコブセンチュウに効果!! これまで、からし菜の辛味成分でもあるアリルイソチオシアネートに植物病原菌の殺菌作用があることが確認されていました。 2010年に兵庫県立農林水産技術総合センターと近畿中国四国農業研究センターが、ハウス栽培のホウレンソウのイチョウ病を防除するのに、からし菜の茎葉を土壌にすき込んだあとに水をためて管理すれば殺菌効果が高まることを確認したそうです。 ●生物くん蒸とは? 施設などで連作を続けると、土壌中の微生物のバランスが崩れて、病気が多発するようになります。 これまでは土壌くん蒸剤が使われていましたが、最もよく使われていた臭化メチルがオゾン層保護(モントリオール議定書)のため、 ごく一部(不可欠用途)を除いて使用が禁止されました。また、クロルピクリン剤は周辺環境や作業者自身に及ぼす影響が問題となっており、 代替技術の開発が求められています。 最近、「いぶし菜」(チャガラシ)などを利用した『生物くん蒸』という技術が注目されるようになりました。 これらの植物は名前の通り、辛味成分を含んでいるのですが、その辛味成分が有害センチュウや細菌、雑草の発生なども抑制することがわかってきました。 ●生物くん蒸をする際の注意点 ■すき込み時のポイント! 1.すき込み適期はグルコシノレート含量が最も高い、着蕾期〜開花期が目安。 2.目標生草量は4t/10a以上。草丈約1m以上が目安。 ■すき込み〜後処理のポイント! 1.すき込みの際はフレールモアやハンマーモアなどで、細かく裁断する。 2.裁断後はできるだけ早くすき込むことで、より多くのガスを有効に利用できる。 3.すき込んだ「いぶし菜」は水分が多い条件で有効成分のガス化が、促進される。 ■ビニールで被覆しない場合のポイント!(主に露地など) 1.天気予報を見ながら、降雨の前にすき込む。 2.発生したガスが土壌表面から飛散してしまうのを防ぐためにすき込み後は、 地表面が平らになる様鎮圧する。(タイヤやローラーなどで) 3.次作の栽培は、すき込み後3〜4週間を目安にする。 ■ビニールで被覆する場合のポイント!(主にハウスなど) 1.すき込み直後に十分に散水する。 2.散水後、ガスを土壌中に留めるため2週間程度ビニール被覆を行う。 3.ビニール被覆を外した後、1〜2週間後に播種が可能になる。 ※アブラナ科野菜の根こぶ病発生圃場では使用を控える。