基原 アケビ科（Lardizabalaceae） アケビ Akebia quinata Decaisneまたはミツバアケビ A. trifoliata Koidzumiのつる性の茎を、通例、横切したもの 成分 トリテルペノイドサポニン（アケボシドStb〜f、h〜k）など 薬理 抽出物：抗ストレス潰瘍、抗浮腫、利尿サポニン：抗炎症、胃液分泌抑制、抗ストレス潰瘍 効能主治 性味：苦、涼帰経：心、小腸、膀胱主治：血尿、淋濁、水腫、胸中の煩熱、咽喉腫痛、乳汁分泌困難 使用注意 ＜関木通について＞中国では以前、木通として「関木通」（ウマノスズクサ科のキダチウマノスズクサを基原とするもの）が一般的に流通していた。しかし、「関木通」には、腎障害を起こすアリストロキア酸が認められたため、現在は使用禁止となっており、『中華人民共和国約典』からも削除されている。また、木通の配合された製剤についても、日本向けに輸出されるものに「関木通」が配合される可能性はない。中国国内向けの製剤についても、法規上使用禁止であるが、ただし、地方によっては、全く存在しないとは言い切れないので、その点は留意したほうが良い。なお、日本産の木通（アケビ）は関木通とは別基原であり、副作用の心配はない。 配合処方 五淋散 消風散 通導散 当帰四逆加呉茱萸生姜湯 竜胆瀉肝湯 容量 500g メーカー（製造） 小島漢方株式会社 区分 日本製・【第2類医薬品】 広告文責 有限会社 中央薬局 （電話）097-545-6320