■イスラームのアダム 人間をめぐるイスラーム神秘主義の源流 澤井真/著


イスラームのアダム 人間をめぐるイスラーム神秘主義の源流 澤井真/著
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■ISBN:9784766427127★日時指定・銀行振込をお受けできない商品になりますタイトルイスラームのアダム 人間をめぐるイスラーム神秘主義の源流 澤井真/著ふりがないすら−むのあだむにんげんおめぐるいすら−むしんぴしゆぎのげんりゆう発売日202012出版社慶應義塾大学出版会ISBN9784766427127大きさ242,33P 22cm著者名澤井真/著内容情報目次等■内容情報等▼最初に創造された人、アダムをめぐるイスラームの〈人間探究〉の系譜を辿る。ユダヤ・キリスト教にも共通し、イスラームでは神に創造された「最初の人間」であるだけでなく、「最初の預言者」として重要な存在である「アダム」。イスラーム神秘主義者、スーフィーたちは、アダムを人間存在の原型・理想として把捉し、「人間とは何か?」という実存的な問いを解明しようとした。これまで顧みられなかったイスラームの「アダム」に「人間学」の視点から迫る、画期的な研究。■目次 序 宗教研究とイスラーム神秘主義一 宗教学はいかにイスラームを理解してきたか二 宗教学はイスラームをいかに理解すべきか三 スーフィズムからイスラーム神秘主義へ──人間性の探求四 イスラーム神秘主義における人間探求と「体験主義」五 アダムからみた人間 第I部 クルアーンの内的な意味を求めて──アダム神話とその解釈 学的想像力 第一章 解釈学的想像力の場としてのアダム一 アダム神話のコンテクスト二 クルアーンにおけるアダム神話三 ハディースにおけるイスラーム人間論 第二章 アダム神話の追体験──「原初の契約」における始源への帰還一 イスラーム神秘主義における神的合一の表象二 自己の消滅と神との存続三 「無始の永遠」への回帰体験とアダム神話四 選良の一性と「原初の契約」 第三章 イスラームの死生観と人間一 「原初の契約」における神と人間──創造から終末まで二 タバリ?のクルアーン解釈における人間三 人間の生と死に関する五つの解釈 第四章 名を与えられたアダム──生と死のはざまで一 アダムに授けられた名前──イスラー思想における神名論二 クシャイリーの神秘主義における神名論三 『美麗なる神名注釈』における「生を与える者」と「死を与える者」四 『神の徴しの精巧さ』における生と死 第II部 アダムにならいて──イスラーム神秘主義哲学における人間 第五章 イブン・アラビー学派における存在的流出論の展開一 存在の開けと「自己顕現」概念二 初期スーフィーたちの「タジャッリー」概念三 イブン・アラビーの「タジャッリー」概念四 カーシャーニーの「タジャッリー」概念五 『霊感の徒が示唆するところを知らしめる精妙さ』における存在顕現論 第六章 霊的権威としての完全人間一 『叡智の台座』における霊的権威の位置二 霊的権威としての人間三 完全人間論におけるムハンマドの形而上学的基礎づけ四 聖者性と人間完成への道──預言者の継承者たち五 カイサリーの完全人間論におけるカリフ六 霊的権威としての聖者 第七章 絶対存在から人間へ──神名の体現者としてのアダム一 神名の臨在における「アッラー」二 存在の開けにおける慈悲三 存在の地平における神と人間四 完全人間としてのアダムと神名の臨在 第八章 完全人間論の展開──アダムをめぐる神秘主義的人間学一 男/女の解消とイスラーム神秘主義二 イブン・アラビーの人間観──完全人間という理念型三 完全人間の存在論的顕れ四 ムハンマドとアダム──最初の完全人間五 人間を創り変える──アダムとイヴのあいだ結あとがき主要参考文献注人名・著作名索引

イスラームのアダム 人間をめぐるイスラーム神秘主義の源流 澤井真/著

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