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■BE-KUWA No.90
ビークワ90号は『世界のツヤクワガタ大特集?』です。 前回のツヤクワ特集は2008年発行の26号で、16年ぶりの再特集となります。 巻頭の大図鑑では、2010年発行の「世界のクワガタムシ大図鑑」以降に発表された論文をもとに、最新の分類にまとめました。 計16ページに渡って60種以上のツヤクワガタが並ぶカラープレートは圧巻の一言! 巻頭特集にちなんだ飼育記事は、前号の大型飼育レコード発表にてカステルナウツヤとブルークツヤの飼育レコードを登録された小村幸矢氏にお願いしました。 カステルナウツヤもブルークツヤも、ツヤクワガタの中では飼育難易度が高い種ですので、今回の記事はかならず今後の飼育のヒントとなるはず。 また、安部氏の連載「隙間産業的飼育」では、ラティペニスツヤクワガタを取りあげました。 こちらも飼育難易度が高い種です。 最近は飼育レコードにツヤクワガタの応募が増えておりますので、これを機にツヤクワガタ飼育にチャレンジしてみていただければ幸いです。 採集記の方は、近年、特大ミヤマが採集されると噂の宮崎県を舞台とした特大クワガタ採集記を、飼育レコードの審査員も務めていただいている五月女真之氏に書いていただきました。 氏は数年前から宮崎へ通って現地のプロ採集家とともにスゴい成果をたたき出しており、その内容には目をみはるばかりです。 正直うらやましい! オオクワガタ採集記は夏季の成果を粕谷氏が執筆。 今回も各地で多数の個体をゲットしているのですが、オオクワガタを採集するには柔軟性と臨機応変な行動力が重要なのだとイヤでも理解できます。 野澤氏の連載「虫のためなら、どこへでも!」は、秋の沖縄本島へのヤンバルテナガコガネ探索記。 やんばる地方の貴重な生物の数々がプロカメラマンの手で華麗に紹介されます。 そして最後に毎年恒例のチビ♂&♀レコード! 前号の大型レコードに続き、チビ♂&♀レコードの応募数も例年に比べて多く、今回も更新が難しそうなサイズの個体が多数登録されています。 正月早々から波乱の幕開けとなった2024年ですが、ビークワ90号で心機一転、気持ちを切り替えていただければと思います。