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■Gesualdo ジェズアルド / マドリガーレ集 第4巻 フィリップ・ヘレヴェッヘ&コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(日本語解説付) 【CD】
出荷目安の詳細はこちら商品説明日本語解説付きヘレヴェッヘがその重要性を見出した、異才ジェズアルドの過渡期を示す重要曲集イタリア南部ナポリ王国の貴族として生まれ、名家出身の妻の不貞現場を押さえ惨殺させた事件が有名な作曲家カルロ・ジェズアルド。彼は再婚相手の実家であるフェラーラで極度に洗練された宮廷文化に触れ、所領に戻った後は妻を遠ざけ孤独のうちに創作に没頭、フェラーラ宮廷の影響を色濃く感じさせる精緻な和音語法を駆使した異形の傑作を数多く残しました。その作品の中では、人間不信から居城に印刷機を持ち込ませて目の前で刷らせたという晩年のマドリガーレ(重唱曲)集第5、6巻や宗教曲集が特に有名ですが、フェラーラからナポリ王国に戻って間もない1596年に刊行した4集のマドリガーレ集のうち最後の第4巻もまた、暗中模索の初期からジェズアルド特有の晩年の語法へと向かう作風発展が示された注目作揃い。 2017年、70歳の時インタビューに答え「残された時間は本当に意義あると思える音楽とだけ向き合う」と語ったヘレヴェッヘは今回、2021年のレコード・アカデミー賞音楽史部門を受賞した第5巻及び後続の第6巻と同じように、僅か数人の信頼できる歌手たちと一人のリュート奏者だけをメンバーにこの『第4巻』を演奏、隅々まで磨き抜かれた解釈の新名盤を世に送り出しました。圧倒的なアンサンブルの一体感はもちろん、詩句のニュアンスに合わせ自在に伸縮する各歌手の歌声はどこまでも美しく、その交錯が紡ぎ出すポリフォニーの綾はジェズアルド特有の和声変化に振り回されることなく、きわめて説得力豊かに音の動きの企図を伝えてくれます。この曲集に親しむ意義を教えてくれる画期的な名演の登場です。(輸入元情報)【収録情報】ジェズアルド:マドリガーレ集 第4巻● 乱れなく澄み切ったまなざしで● ひっきりなしに、健全なる欲望によって● この口は閉ざそう、だが沈黙のうちに● わたしにどうしろというのだ、わが心臓よ● その女性は冷淡で、同時に慈しみ深い● 今こそ喜びのなか● わが心臓よ、ああ、泣くのはよせ● 死が影を落とす、わたしの主の顔に● ああ、わたしは逝く、そして溜息をもらし● 彼女はくりくりと動かす● あなたに向けて、今この心臓が● ほら、もうわたしは死ぬのだよ!● 焦げ付かんばかりに燃えている、わたしの心臓が● この心臓に閉じ込めているのは● 太陽は、今こそ最も輝かしい光を コレギウム・ヴォカーレ・ヘント フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮) 録音時期:2023年12月 録音場所:ベルギー、ヘント、カルメル修道院教会 録音方式:ステレオ(デジタル) 輸入盤国内仕様(日本語解説付き) 解説・歌詞日本語訳:白沢達生