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■白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)
◆商品名:白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)好敵手は、どちらかが影になる。 一国に、王は一人しか要らない。 そして、新たな歴史が始まる── 助けてやれず、済まない……男は、幼い麒麟に思いを馳せながら黒い獣を捕らえた。地の底で手にした沙包(おてだま)の鈴が助けになるとは。天の加護がその命を繋いだ歳月、泰麒(たいき)は数奇な運命を生き、李斎(りさい)もまた、汚名を着せられ追われた。それでも驍宗(ぎょうそう)の無事を信じたのは、民に安寧が訪れるよう、あの豺虎(けだもの)を玉座から追い落とすため。──戴国の命運は、終焉か開幕か!