コンビニやスーパーマーケットには売っていない、大粒手割の鈴鹿山系純氷です。 ウイスキーや清涼飲料水などのCMでお馴染みの、透明で美しい氷です。 グルメ、本物志向に最適の特別な氷です。 純氷とは、 天然のすんだ、おいしい地下水等をろ過殺菌し、ミネラル分はそのままに、更に48時間をかけて凍らせた、ほんものの氷のことです。 冷蔵庫や製氷機の氷とは違い、融けにくく、透明で硬い氷です。 そのわけは、−10℃前後でゆっくりと凍らせて作っていますので、天然氷のように、結晶の大きさが大きいからです。 ミネラル分がバランスよく含まれた、体にやさしい氷の秘密は、そこにあったのです。 製氷機の氷が融け易いのは、製氷能率を優先させたため、結晶が小さいためです。 すぐ水っぽくなるので、カクテルや、おいしいお酒（ウィスキー、バーボン、焼酎など）には向きません。 薄手の洒落たグラスにお酒を注ぎ、氷屋さんの氷、純氷を入れて、 グラスの氷を踊らせるように、回してください。 涼しく、澄んだ音がしませんか。 グラスが薄く、氷が透明で硬いほど涼しい音がします。 自動製氷機の氷も、氷屋さんの氷も、成分分析上では大きな変わりはありません。 しかしながら両者の相違に、匂いや味で気付くことがあります。 その最大の原因は、製氷機の下部に付属する貯氷漕の汚染にあるようです。 綺麗に内装されたお店でも、製氷機は一度設置されると、 故障して使えなくなるまで、貯氷漕の消毒、洗浄がなされないのが普通です。 一時新聞にも取り上げられましたが、喫茶店、レストランなどの製氷機の貯氷漕の水垢にカビなどの雑菌が繁殖しているのが確認されました。 また最近家庭でも美味しい氷が簡単にできる家庭用冷蔵庫に、思わぬ罠があったことも確認されました。 冷蔵庫の貯水槽（製氷器、製氷トレーではありません。）にミネラルウォーターを注入していませんか。すぐにやめて下さい。 氷の中にもし黒いものが混じっていたら、危険信号です。 黴菌のコロニー（集合体）かもしれません。 ミネラルウォーターには消毒用の塩素が含まれておらず、循環式の製氷過程で冷蔵庫内の黴菌、雑菌が混入し、繁殖することが判明いたしました。 循環式の製氷方法を採用した、本格的な家庭冷蔵庫では必ず水道水を使用してください。 また汚染された氷は処分し、貯水槽を水道水でよく洗浄してから、しばらく循環させて製氷装置全体を消毒し、再度水道水を交換して製氷を開始してください。 おいしいミネラルウォーター、お酒（ウィスキー、バーボン、焼酎）は、安心な氷屋さんのおいしい純氷でご賞味ください。